ブリュッセル グランプラスにある「王の家」。かつてパン市場として利用され、現在はブリュッセル区の博物館として再利用されています。 家具、調度品、タピストリー、祭壇などブリュッセルを中心とした職人たちの工芸品のほか、ブリュッセル1000年の歴史など興味深いコレクションを収めています。 そんなな中でも、これから紹介する2つの像は必見です。
小便小僧 オリジナル
2つフロアーを上がった最上階に小便小僧の展示室があります。パネルにまとめられた小便小僧の歴史はよくまとまっていて面白いです。
歴史(パネルから抜粋)
1451年 「小便小僧」に関する最古の記録
1572年 地図に登場
1619年 泉の改修の際、Duquesnoy作の小便小僧設置
1747年 フランス軍により盗まれた小便小僧返却の際、ルイ15世によりフランス宮廷服贈呈
1817年 盗難。11に分断され発見 修復
1965年 両膝より切断され盗難 レプリカ設置
1966年 匿名の連絡により運河にて盗難に遭った部分発見 修復され「王の家」に保管
現存する「王の家」のオリジナルも度重なる修復作業を経ているので、1617年当時のデザインとは多少変わっているかもしれませんね。
コスチューム
現存する最古の衣装は1747年にフランスのルイ15世から送られたフランス宮廷服。 以来 小便小僧の衣装は世界各国からの服も含めて約1100着ほどあります。 日本の衣装も、紋付き袴、浴衣、鎧姿、桃太郎、金太郎、着物姿な15着ほどの衣装持ちです。 「王の家」にはその一部が展示されていますが、多くを展示している場所は、「小便小僧衣装博物館」です。 「王の家」とチケットが共通なので是非そちらもお立ち寄りください。
サン・ミッシェル像
サン・ミッシェルは聖ミカエルとも呼ばれ、聖書の最後に悪魔退治をしてくれる英雄的な聖人で、ブリュッセルの守護聖人でもあります。 グランプラスの市庁舎約100mの塔でサーベルを振り上げ悪魔を踏みつけてブリュッセルを守っている像が「サン・ミッシェル」です。 市庁舎の前で見上げてみてください。 現在の塔にあげられている像は1996年に作られたレプリカです。 オリジナルは1455年から1993年までおよそ500年以上にわたり塔の上でブリュッセルを守り続けてきました。 1993年にお役御免で塔から降ろされ、修復の後、現在は「王の家」の最上階に安置されています。 高さ5m、重さ400㎏。 長い間、守護聖人としてのお役目、お疲れさまでした。
プラン
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